童心失せぬ

多趣味女の好きなもの詰め

ホーンテッド・マンション/ネタバレ感想

クランプ邸がホーンテッド・マンションの方がしっくり来ない?

医師でシングルマザーのギャビーは、ニューオーリンズの奥深くにある館を破格の条件で手に入れ、9 歳の息子のトラヴィスと共に引っ越してきた。しかし、この館は何かがおかしい…。この豪華すぎるマイホームで、2人は想像を絶する怪奇現象に何度も遭遇する。彼らを救うため、神父、超常現象専門家、霊媒師、歴史学者の、かなりクセの強い心霊エキスパートたちに助けを求めることに。だが、このエキスパートたちもワケアリのメンバーで…。館に住む 999 人の風変わりなゴーストたちと、仕掛けられた数々のトリック。不気味な体験を通して、メンバーたちは遂に館に隠された悲劇的な真実に気づき始めるのだった…。

 

昔のホーンテッド・マンションの映画もまあ面白かったけど、今回はもっとアトラクションに近い!という評判を聞いてから見るのを楽しみにしてたんだけど、後半でホーンテッド・マンションらしい外観の別の建物出てきて笑った。じゃあなんでこの中にあれこれアトラクションの仕掛けの廊下やエレベーターが…?!と突っ込まずにはいられない。クランプ邸の方がホーンテッド・マンションらしくない?

 

確かにアトラクションのあれこれの仕掛けが出てくるので、あ!知ってる!これも知ってる!となるのは確かに楽しかった。でも正直物足りない、もっと出来たのではと思わずにいられない。

ゴーストと戦うために、ホラゲーの零さながらの霊が写るカメラでここの999のゴーストを撮って把握するぞ!という展開に、わたしが好きなゴーストたちがこの映画で掘り下げられるんだ とわくわくした。でも結局そんな事せず終わった。何だったんだこの発言は。ゴーズト図鑑期待しちゃったよ、見せてくれよ。

 

一番残念だったのは、肝心のゴーストたちが生き生きしてなかったこと。まあ死んでるんだけど。ゴーストたちもハットボックス(最強ゴースト)を怖がって委縮している。わたしが見たかったのは、個性強すぎるゴーストたちが不気味ながらも好き勝手楽しんでいるところだったので、そういったシーンがない中で、何を楽しみに最後まで見れば良いんだろう…と途中虚無だった。

最後のエンディングではゴーストが踊る!となったのにまさかの舞踏会の踊りじゃなかったので、別にアトラクションを最大限再現してるわけじゃないんだな、そのつもりで見るものじゃなかったなと後悔した。

 

小ネタは確かに多いけど、アトラクション好きな人に絶対勧められる映画ではないと思う。久々にディズニーの実写映画でテンション上がっていただけに残念。