童心失せぬ

多趣味女の好きなもの詰め

べイビーわるきゅーれ/ネタバレ感想

殺し屋の事クルーって呼ぶのやめてよ、マックのクルーみたい

女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた…。 明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。 突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。 さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。 そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。

最高に面白かった、もっと早く観ておけばよかった。即Filmarks★5

何といっても会話劇。会話劇が好きな人はこの映画ハマると思う。それから、監督が25歳の時の作品なので、世代が近くてあるあるネタとか、作中に出てくるアニメ作品がもろ世代だったのも自分が面白いと感じれた一つの要因。ひぐらしのなく頃にジョジョ等。ちょっと狙いすぎなんじゃないの、と感じる人もいるかと思うけれど、ガッツリ狙い定められたオタクなのでただ喜んでしまった。

 

かわい~くて、ゆる~い女子高生殺し屋のだらだら日常だと思っていたのにアクションシーンがガチガチのガチで笑った、すごすぎる。まひろののんびりした喋り方がとても好きなのに、アクションシーンになるとバキバキにきまった目でスタントしてて、そんな高低差見せられたら惚れてまうやろ!!!

 

コミュ障のまひろが、バイト先で馴染んでいるちさとに対して嫉妬とかでムッとしてぎくしゃくした後に「社会は向いてないし、向き合わなくても良いと思ってるけど、ちさととは今後向き合っていきたいと思ってます。だからごめんなさい」って謝れるの、とても素直でまっすぐな子だなと思えて大好き。苦手なものは苦手、で片づけるけど、自分にとって大切なものや人とはちゃんと向き合えるならそれで充分だよ。そんな謝罪を受けてけろっと許せちゃう ちさとも良い子。わたしは人にちゃんとごめんねって言ったり、人を許すことも苦手だからこのシーンすごくグッと来た。大人になると人と喧嘩したり、「ごめんね」「いいよ」の仲直りなんてないよね。

 

M-1見てるときに、えっ今のネタ全然笑えなかったの私だけ?私異端児ですか?!とか言いそう~」って悪口笑った。わたしもそういう人めっちゃ嫌いなのでね。

そういう台詞が合う人には合うし、逆に臭うなと思う人は合わない映画だと思うけど、絶賛の嵐の作品なので惹きつける何かがあるんだろう。テンポ良くさくっと、アクションと会話劇とかわいい女の子と銃撃戦楽しみたい時に気軽にどうぞ!面白かった〜